ページ

2018年11月4日日曜日

【詩】セミと夏

セミの音が 近づくころには
夏のころが どんどんと
遠ざかっていこうとしている

皆が待つころには
どこか遠いところに
行こうとしているセミが
あちらこちらと
見ることが
できるのだろう

時間が過ぎるごとに
セミの音がさびしくなっていく
セミの音が聞こえなくなると
夏も終わりに近づいて
いるばかりだろう

セミは待ってくれない
セミと夏はいつまでも
待ってくれないのだ

0 件のコメント: